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マナー・二十四節気七十二侯(立春)

  • 執筆者の写真: office-eguchi
    office-eguchi
  • 2020年2月4日
  • 読了時間: 2分

更新日:2020年10月5日

長らく休止しておりました「二十四節気七十二侯」につきまして、本日2月4日「立春」より再開いたします。


はじめに「二十四節気七十二侯」について、あらためて説明したいと存じます。


「二十四節気」とは、明治時代以前の太陰太陽暦(旧暦)において、季節を表すために用いられた暦の区分です。


まず一年を春夏秋冬の四つに分け、さらに四季を六つずつに分けて二十四としました。その二十四を、十二の「正節(=月の前半のこと)」と十二の「中気(=月の後半のこと)」に分け、それぞれを交互に配することで十二の月、一年が構成されました。


「七十二侯」とは、二十四節気をさらに三候ずつに細分化した季節の区分です。 二十四節気の「気」と七十二侯の「候」をあわせて「気候」となります。


明治時代に現在の太陽暦(新暦)が取り入れられるまで、日本人はこの二十四節気七十二侯という細やかな分類から季節の移ろいを感じ、様々な行事を行ってきました。新暦に変わってからも、行事の主たるものは現代まで受け継がれています。


例えば昨日2月3日は「節分」でしたが、本来節分とは、四季のはじまりとされる立春・立夏・立秋・立冬それぞれの前日のこと、文字通り季節の分かれ目のことをいいます。


中でも旧暦では立春が一年のはじまりとされていたため、四の節分の中でも立春前の節分が大晦日に当たる重要な日とされ、やがて立春前の節分だけが行事として残り、今に至っています。


古来より、季節の分かれ目、特に年の分かれ目には邪気が入りやすく疫病が流行るとされており、人々は節分に邪気祓いを行いました。現代まで続く「節分の豆まき」は、一年の最終日に旧年中の邪気を祓い、清らかな状態で新年(立春)を迎えるためのものなのです。


2月4日~18日

 二十四節気「立春(正月節)」


 ・2月4日~8日

   七十二侯 初候「東風凍を解く(とうふう こおりを とく)」

           冬の寒さが和らぎ、春風が吹いて川や湖の氷が解けはじめる頃。

           春一番は、立春を過ぎて最初に吹く、南寄りの強い風のこと。

 ・2月9日~13日

   七十二侯 次候「黄鶯睍睆く(うぐいす なく)」

           春の訪れを告げる鶯が、美しい鳴き声を響かせる頃。

             ・2月14日~18日

   七十二侯 末候「魚氷に上がる(うお こおりにあがる)」

           暖かい風が吹き、氷が割れて魚が跳ね上がる頃。

           各地で渓流釣りが解禁される季節。

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「立春」につきましては以上となります。次回は「雨水(正月中)」です。

 
 
 

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